帰化申請には「帰化の動機書」が必要です。
ただし、「特別永住者」の方は免除されています。
この動機書は
・なぜ帰化をし、日本国籍を取得しようと思ったのか
・帰化申請ができる日本語能力があるかどうか
を判断する大切な書類です。
上記のように、文字通りの動機だけでなく、日本語能力の判断にも使われますので「自筆」で手書きすることが条件となっています。
内容としては
1. 帰化の意志
2. 帰化の動機
3. 生い立ち
4. 現在の生活の状況
5. 家族構成など
6. 将来の展望
7. 元の国籍、母国について
8. 日本で生きていくことについて
を盛り込んだ内容で、作成します。
1.帰化の意志
2.帰化の動機
どのようなことがきっかけで帰化申請をするに至ったのかを詳しく書きます。学業・仕事・友人関係など具体的なものがあれば、日本で得た自分自身の価値観や印象などを踏まえてください。
3. 生い立ち
どこで生まれ育ち、日本に来るまでの経緯や家族構成、日本に来てから今までの過去の活動を述べます。
4. 現在の生活状況
どのような仕事に就き、どのくらいの収入があるのか。仕事に関して職務内容ややりがい、ゆとりのある生活を営むことができているのか。もし失業や今の仕事が続けられない場合はどうするのかなど、マイナス面も考慮します。大学などの成績、就職するまでの経緯なども詳しく書きます。
5. 家族構成など
現在の家族構成について。家族と過ごす時間や、家族に対する思い、離婚や結婚の状況などを書きます。
6. 将来の展望
帰化の許可がおりて日本国籍を取得した場合に、どのような社会生活を送ろうとしているのか。会社でのキャリアプラン、ライフプランを書きます。
7. 元の国籍、母国について
8. 日本で生きていくことについて
元の国籍を失い、日本人になるということについて、自分自身の想いや家族との関係、母国との関わり方を述べます。
日本国民となることで、日本をよく理解し法令を遵守し、善良な社会の一員として日本に定住する意志、母国に帰らない意志を伝えます。